◇中田島砂丘散策 ― 2016年07月30日
2016年7月6日(水)曇り
浜松に来たので、中田島砂丘を散策した。
最近まで知らなかったのだが、ここは、映画や映像制作、プロモー
ションビデオなどの撮影ロケ地として数多く利用されている場所
とのこと。
浜松駅前8:53発のバスに乗り、9:05に到着。
入園は無料だが、開園は9:00から。
砂丘というとどこまでも続くただっ広い砂漠を思い起こすのだが、それ
からすると少し小規模で物足りない点はあった。
しかし普通の日本の海岸風景と同じ匂いを感じさせながらも、外国の
砂漠のような感覚も感じさせてくれるところで、のんびり気分の散策
には、いい雰囲気の場所だった。
【写真①】正面入口<9:09>
【写真②】
【写真③】
【写真⑤】
砂丘というところからイメージするよりも意外に緑が多い印象。
【写真⑥】
【写真⑦】
ここは日本でも有数のアカウミガメの産卵地とのこと
その後、隣接する「遠州灘海浜公園_白羽地区」を散策した。
【写真⑧】白羽地区入口表示板<9:33>
中に入ると、隣の砂丘とはうってかわって、芝生で綺麗に整備された
競技場が広がる。
【写真⑨】競技場<9:36>
春の浜松まつりの時には、凧揚げ合戦の会場として大勢の観光客で
賑わうとのこと。
【写真⑩】公園から少し脇に入った砂丘に隣接するところには、海風
で傾斜してしまった松が群生し、改めて海岸であることがわかる。
<9:41>
公園を一周した後、再び東に戻り、砂丘の東側に位置する、「遠州灘
海浜公園_中田島中地区」に入る。
きちんと整備されている普通の公園で、中にいくつかの建物が建てら
れていた。
少し気になったのはその建物群で、入口近くの埴輪像と、りっぱな
相撲の土俵【写真⑪】、そしてそのすぐそばにあるオランダ風の
風車【写真⑫】。
この三者の組み合わせは、いったいどういう意味があるのか、何と
も不思議な公園。
【写真⑪】相撲の土俵<10:03>
【写真⑫】すぐ近くの、オランダ風の風車。
横にチューリップまで植えられている。<10:04>
さらに次の写真のような「津波避難マウンド」もあった。
高さが10メートルの人工の災害用避難地で、頂上が平らになってい
て、そこに1,000人が収容できるとのこと。【写真⑬】
普通、こういうものは、鉄骨や鉄筋の構造物だと思うが?
盛土量は59,010m3にもなり、述べ9,000台以上のダンプトラックで
搬入して盛土したそうだ。そこまでしても避難場所を山にする??
【写真⑬】津波避難マウンド<10:06>
その後、バスで浜松駅に戻った。ちょうど1時間の散策となった。
猛暑の中を砂まみれになって歩くことを覚悟していたのだが、幸い
にも曇天で日照も強くなく、しかも明け方に少し雨が降ったらしくて
砂面はほどよく湿っていて非常に歩きやすかった。
朝早かったからか、ほとんど人がいなくてのんびりとした散策を
楽しむことができた。